泳ぎの教え方
若いころ、勤めていた保育園では、立派なプールがあり、
けっこうな広さがありました。
2か所に壁みたいなものがあり、トンネル状になっていたので、
年長さんくらいになると、みんな、そのトンネルをくぐって
泳いでいました。
その時、保育士も泳ぎ方を教えますが、そのうち、子ども同士で
教え合うようになるんです。
「○○ちゃん、もうちょっとだよ。」とか「足は曲げないでバタバタ
するんだよ。」とか。
「こうやるの。見ててね。」と言って、自分の泳ぎ方を見せる子も
いました。
そうすると、教えてもらった子は怖さが減るのか、いつの間にか
みんな、泳げるようになっていました。
子どものモチベーションを上げるのは、保育士よりも子どもたちの
方が上手でした。
夏が終わるころには、みんなで水中鬼ごっこを楽しんでいました。
すごいな~!と感心してしまいました。
子どもは、教え上手です。
きちんと、お友だちのレベルがわかるんですから。
プールでは、小さい先生が大活躍していました。