kotokoの保育日記

保育園での日常の楽しい子どものつぶやきや出来事を書いています。

もうすぐ、クリスマス!

以前勤めていた保育園では、この時期にクリスマス会という名の発表会が

ありました。

 

各年齢ごとに、簡単な劇を発表するのですが、11月半ばくらいから、担任は

衣装作りで大変でした。

 

でも、今は布ではなく、そのまま縫える不織布があるので、ほつれなども

気にすることなく、ダーッとミシンで作っていましたが、なかなか、保育園で

作る時間はないので、持ち帰り仕事になっていました。

 

でも、私は、ミシン掛けが好きだったので、特に苦でもなく、毎年、どんな

衣装にしようか、楽しみながら作っていました。

 

劇が終わった後、衣装は、お子さんのお持ち帰りになるので、自宅で再度、着ている

お子さんも多く、喜んでいただけるなら頑張ろうと思いました。

 

衣装を着た写真を年賀状に使う方も多かったです。

 

衣装につける小物などのフェルトやお花なども百均で揃いますし、本当に

楽しかったですね。

 

よく夫に「今年も始まったね~。」と言われる中、ダダーッとミシンをかけていました。

 

特にかわいらしいのが、0歳児を担当していたときでした。

 

何ができるというわけでもないので、とにかくかわいらしさを全面に出そうと

衣装は、動物系が多かったような気がします。

 

でも、お子さんが衣装を着て前へ出るだけで、保護者の方々やおじいちゃんおばあちゃんは、大喜び。

 

私は、声に特徴があるので、クリスマス会の司会をすることが多かったのですが、

会が終わると「kotoko先生、今年も頑張ったね。」と、保護者の方から褒めていただき

こちらも「ありがとうございました。」と、ほっこりしたものです。

 

見せると言っても、小さいお子さんが嫌にならないように、普段楽しんでいる絵本を

題材にしたり、見慣れたものや遊び慣れたものから劇仕立てにしたりしていました。

 

お兄ちゃんお姉ちゃんの中には、そこの園の卒園児も多かったので、一緒に歌ったり、

今考えると、アットホームなクリスマス会でした。

 

大人は、緊張しますが、お子さんたちは意外と本番に強い感じで、もちろん

人見知りで泣いてしまうお子さんがいるときもありましたが、普段、おとなしい感じ

のお子さんが、堂々とした姿を見せてくれたり、いろいろな発見もありました。

 

一つの行事で何かを乗り越えると、自信がつくので、その後、積極的になったり、

おしゃべりが増えたりとお子さん自身の成長につながっていました。

 

クリスマスの時期になると、仕事での忙しさは倍増しましたが、楽しさも感じながら

働いていたんだな・・・と、改めて感じました。

 

今年は、仕事から離れたので、その忙しさや楽しみが減ってしまい、ちょっと、

味気ない感じもしますが、その分、家族に日頃の感謝を何かの形で伝えられたらと

思います。

 

読んでくださる方々にも、感謝しています。

 

この場がなければ、私は、自分の仕事の跡を残すことができなかったと思います。

 

また、保育士は大変なこともありますが、好きな仕事だったんだな・・・と、再確認

することができました。

 

最近、高校生の我が子と仕事の話になりました。

 

我が子は、信頼する大人から「これからは、AIがどんどん普及するから、今ある仕事も

AIに変わっていくかもしれない。でも、どんな時でも必要な仕事は、教師や介護職など、人の心に接する仕事。AIが入ってきたとしても、補助的な部分で使われることは

あっても、人に勝るものではないんじゃないか。」と、話し合ったそうです。

 

我が子も自分なりの夢を描いているようですが、その前に進級できるのか?

卒業できるのか?という感じなので、とにかく、今やるべきことを頑張ってみようよ、と話しています。

 

本当に、うちの子、大丈夫?とか思うことが、最近あったので・・・。

 

本人は、「問題ありません。大丈夫です。」と言っていますが、高校の担任から電話が

かかってくること自体、頑張らなくちゃダメなんじゃないの?と感じてしまう。

 

保育では、お子さんたちをおおらかな気持ちで見ることができましたが、我が子のことは何だか今一つわかりません。

 

こうして、親もいろいろな経験を積んでいくんだな・・・と思うことにします。

 

それでは、少し早いですが、「メリークリスマス!」