トイレトレーニング中、思い出にふける。
1歳児ですと、月齢にもよりますが、
トイレトレーニングが始まるころです。
今のクラスでも、トイレに行って座って
みることから始まり、おしっこの間隔が
安定してきたら、パンツを用意していただいて
います。
トイレが好きな子もいれば、座るのは嫌!
という子もいるので、一人一人に合わせて
行なっています。
そんな中、パンツ組の女の子ですが、今、
午前中だけ、パンツで過ごしています。
もちろん、失敗してしまうときもありますが、
その子は、トイレの間隔が長いので、比較的
うまくいっています。
朝、登園してきたときはおむつですが、その後
パンツに履き替えます。
「○○ちゃん、何のパンツにする?」と聞くと
ほとんどが「アンパンマン!」
他にも、アナ雪とかキティちゃんとかもあるの
ですが、その子にとってはアンパンマンが勝負
下着?らしいです。
嬉しそうにアンパンマンのパンツをはこうと
しているその子を見ながら、我が子のことを
思い出しました。
我が子が幼稚園に行っていたころ、夫が病気で
働けなくなりました。
私はそのころ、専業主婦でしたし、夫のこと、
子どものこと、お金のことで、いろいろと大変
でした。
が、夫のそばにいた方が良いというのと我が子の
安定を図るため、働かず、貯金を切り崩しながら
生活していました。
ある日、我が子の下着を買いに行ったとき、私は
白の無地を選ぼうとしましたが、我が子は「ポケモン
がいい!」
でも、キャラクターの絵が付いているだけで、値段が
全然、違うんです。
手持ちのお金もそれほどなかったので、我が子に
「白いのを買って、ママがピカチュウ、描いてあげる。」
すると、我が子は「いいよ。大丈夫だから。」
5歳の子には、ポケモンの下着がすごく素敵に映っていたのに
私は買ってあげることができませんでした。
涙が出そうでした。
この前、我が子にその話をしたら、「え~、そんなこと
あったっけ?」と言っていましたが、私にとっては辛い
というか、悲しいというか、(本当にごめんね)という
出来事でした。
その後、夫も元気になり、私も仕事をして、普通に生活
していますが、忘れられない思い出です。
保育園のトイレでアンパンマンのパンツを見ながら、
そんな思い出にふけっていました。
ちょっと、切ないですね。