kotokoの保育日記

保育園での日常の楽しい子どものつぶやきや出来事を書いています。

能力開花

学校のピアノでは、落ちこぼれ扱い
だったので、保育士になり立てのころは、
「私、ピアノは苦手なんです。」
と言っていました。

実際、2次試験で弾き語りのときも「お母さん」の
歌を準備していたのですが、突然、
「じゃあ、お母さんの2番を弾き語りしてください。」
と言われたら、歌詞をポーン!と忘れ、自作の歌詞で
歌い切りました。

「そういう歌詞でしたっけ?」と突っ込まれ、
「すみません。度忘れしてしまい、自分で作りました。」

こんなありさまだったので、落ちたと思ったのですが、
どういうわけか受かり、働くことができました。

現場では、いろいろなタイプの先輩がいて、ピアノが
苦手な人もいれば、絵の上手な人もいて、みんなで
補いあいながら、働きました。

そこで気づいたんです。

私、ピアノ、嫌いじゃない、むしろ好きかもって。

そこから、猛練習。
学生時代も頑張りましたが、自信が持てませんでした。
でも、子どもと一緒に歌いたい一心で、超練習しました。
そうしたら、いつの間にか、私の得意分野になっていました。

入園式、卒園式など大切なセレモニーの場でも弾かせて
いただきました。

良い経験になりました。

「子どもには無限の可能性がある」と信じていましたが、
それと変わらず、「人は、変われる可能性がある」ことも
わかりました。

子どもでも、大人でも。

決心なんです。大切なことは。

仕事を通して、そのことに気づくことができました。

保育士になるための学校に行っていたときの先生に
林家木久扇さんの子どものころの先生をされていた方が
いました。
かなり、ご高齢でしたが。

木久扇さんがまだ、菊蔵さんだったころ、あるTVで
今、会いたい人はいますか?という質問に菊蔵さんは、
その先生の名前をおっしゃったそうです。

一人一人の良さ、持ち味は大切ですよね。

そのことを肝に銘じ、子どもたちとかかわっていきたいと
思います。