超勘違い
保育士1年目のときです。
バスでの帰宅途中、右足の付け根とおなかに
変な痛みが・・・。
ものすごく痛いわけではないけれど、何か
このままじゃ、まずいんじゃない?
そう感じた私は、すぐにかかりつけ医に
行きました。
「kotokoちゃん、たぶんね、これ、盲腸だね。
明日の朝まで痛かったら、すぐ来て!紹介状を
書くから。」
(怖いよ~)と思いながら、その夜を過ごしましたが、
痛みは引かず、次の日、仕事はお休みをもらい、
紹介状を書いてもらった病院へ行きました。
そこでも、「たぶん、盲腸でしょう。でも、婦人科系の
病気のこともないとも言えないから、次、婦人科に行って
ください。」
スタスタ歩く看護師さんのあとを、おなかを抑えながら
ついていきました。
でも、私、婦人科って初めてだったんです。
何をするのかもわからず、何だかパニックのうちに診察が
終り、ショックのあまり、泣きながら診察室から出ると、
そこに、園児のお母さんが・・・。
「kotoko先生、赤ちゃん?」と聞かれ、
「違うんです、違うんです。」と、号泣。
結局、盲腸は、運動会前で忙しかったので、薬で散らして
もらいました。
次の日、職場に行くと先輩が「kotokoちゃん、妊娠した
って噂になってるよ。」
園児のお母さんが、広めてくれたらしく、またまた園長先生
登場です。
「kotoko先生の噂は、勘違いです。」と一喝!
でも、園長先生に言われました。
「初めてで、ショックだったのはわかるけど、何も泣かなくても
いいんじゃないかな~。」
おっしゃる通りです。
強くならねば!と決心した出来事です。