サンマ
保育園で、ある子どもに
「kotoko先生って、子どもいるの?」
「いるよ。もう、高校生だけどね。」
「高校生って、何歳くらいの人?」
「先生の子どもは、17歳だよ。」
そんな、やりとりをしていたら、
新しく入った先生がびっくりして、
「kotoko先生、そんなに大きなお子さんが
いるんですか?」
「人生の大ベテランじゃないですか!」
いえいえ、私よりも先輩の方たち
いらっしゃるじゃないですか。
「kotoko先生って、年齢不詳だったんですよ。
私の中で。」
「じゃあ、絶対に教えてあげない。そのまま、
年齢不詳でいいよ。」
「え~!気になる。どうしてもダメですか?」
「かわいく言ってもダメ!」
すると、それを聞いていた子が言いました。
「ママが言ってたけど、女の人に何歳?って
言っちゃダメなんだって。サンマ言うから。」
「サンマじゃなくてサバじゃない?」と言うと、
「そうだったかも。でも、魚の名前だったよ。」
子どもって、大人の話をよく聞いているんですね。
ちょっと、間違えてたけど、かわいい勘違い。
我が子も小学1年生でカタカナの練習のとき、
ひたすら、「パンラ」と書いていました。
「これ何のこと?」と聞くと、
「上野動物園にいるパンラ。」と普通に答えていました。
「パンラじゃなくてパンダだよ。」と教えると、
「知らなかったよ~!」とミュージカル調で返して
きました。
あのとき、宿題を見ていなかったら、我が子は
ずっと、パンラだと信じていたのでしょうか?