kotokoの保育日記

保育園での日常の楽しい子どものつぶやきや出来事を書いています。

真っ赤な秋

最近、夢に保育園の子どもたちが良く出てきます。

 

退職する前、2か月休み、結局、退職してしまったので、

どこかで心残りがあるのかもしれません。

 

若いころ、年長児を受け持っていました。

 

歌が好きなクラスで毎月、いろいろな歌を歌ったり、みんなで

作ったりしました。

 

その中で、忘れられない歌が「真っ赤な秋」です。

 

あるお子さんが「先生、おれ、この歌うたうと泣きたくなる。」

 

ちょっと、哀愁のある歌ですものね。

 

でも、5歳でもそういう気持ちになるんだ・・・と思ったんです。

 

だけど、そのお子さんが言いました。

 

「この歌は、おれが一番好きな歌なんだ。」

 

ちょっと、切ないような何とも言えない気持ちになりました。

 

もう、そのお子さんもすっかり大人になっていることでしょう。

 

「真っ赤な秋」のことを思い出すときとかあるのかな・・・と

ふと思いました。

 

先輩!しっかり!!

私は、先月退職しましたが、今、病気のため、リハビリ出勤を

している保育士がいます。

 

ときどき、その先生とラインで連絡を取るのですが、いつも思うのは、

「頑張りすぎだよ。」ということです。

 

私もそうでしたが、働いているときそれが当たり前になっているので、

自分の限界を超えていることになかなか気づかないんです。

 

ある日、パタっと動けなくなっちゃうんですね。

 

その保育士もその状態でしたので、「あせらないでね~。」なんて

送ったりしています。

 

子どもたちは本当にパワフルなので、一緒にいるときは楽しいし、

自分の状態が悪かったとしても、あまり、気にせずに来てしまうのが

保育士の特長の一つのようです。

 

保育士も心のケアが必要な人は、たくさんいると思います。

 

でも、面白いことの方が多いので、疲れていてもその時は大丈夫

なんですね。

 

新人の頃、家庭訪問に行きました。

先輩も一緒でした。

 

お話好きなお母さんで、ずっと正座だったので、私たち、脚がしびれて

いました。

 

私は、子どものころから習字を習っていたので、そういう時はかかとを

上げてつま先だけに体重をかけると良いと教わっていました。

 

お話がようやく終わり、立ち上がる時、先輩は足がびりびりでタコ踊り

のようになってしまいました。

 

その時に聞こえたんです。

 

「ボキっ!」って。

 

先輩は「大丈夫です。」と言って、玄関を出たとたん、「足、痛い!」と

大騒ぎ。

 

すぐに病院に行ったら、骨折していました。

 

私、そのときに初めて骨の折れる音聞いちゃった…、と思いました。

 

その後もその先輩と組むことが多かったので、私の新人の頃の

面白い出来事は、ほとんど、その先輩とセットです。

 

でも、申し訳ないけれど、あのタコ踊りみたいなよろけ方はかなり

面白かったです。

 

その先輩は、どういうわけか骨折することが多く、家の階段で脛を

ぶつけて折れたり、自分の子どもに缶詰を足の上に落とされ足の甲

を折ったり・・・。

 

「きっと、これ、kotokoの呪いよ。何か呪ってる?」って聞かれました。

そんなこと、するはずないじゃないですか、と言うと「だよね!」

 

本当に愉快な先輩でした。

 

 

 

開設から半年たちました。

kotokoの保育日記を見てくださる皆さま、開設から

半年たちました。

 

この半年、いろいろなことが私自身ありましたが、

今、思うのは「やっぱり、保育士って最高!!」です。

 

今は、持病療養のため、退職していますが、この前

保育園にご挨拶に伺ったとき、園長先生から「元気に

なったら、戻ってきてくださいね。」と、言っていただきました。

 

私も不本意な辞め方だったので、正直、戻れるものなら

戻りたい、という気持ちもあります。

 

やり通したという気持ちもないわけではないのですが、

やはり、子どもたちに会いたいですし、楽しく働けるって

幸せだな~、と思うのです。

 

もちろん、いろいろな保護者の方がいらっしゃるので、

悩むときもありますが、子育てを私も経験していたという

事で、相談事をされたり、愚痴?を聞いたり・・・。

 

でも、そういう形でも保護者の方のお役に立てるなら

良いと、若いときから思っていたので、すごくやりがいが

ありました。

 

新人の時、お世話になった園長先生から、子育てして

お母さんたちの気持ちのわかる保育士になれる、と

言われました。

 

本当にそうだと思います。

 

訳あって、母になる機会のない保育士もたくさん見てきましたが

みんな、自分のできる範囲で精一杯頑張っていました。

 

私は、保育士になることができ、多くのお子さんや保護者の方と

接することで、いろいろ考えたり、ともに悩んだりしてきました。

 

でも、そのおかげで、私自身、成長させていただきました。

 

ある日のおやつでたらこのおにぎりが出ました。

 

でも、たらこの嫌いなお子さんがいて、でも、そのお子さんは

とてもおとなしいお子さんだったので、言えなかったんです。

 

結果、ズボンのポケットにおにぎりを入れるという暴挙に。

 

私たちもお母さんも知らないで、お母さんが選択したら、

洗濯機の中が、ご飯粒だらけに・・・。

 

お母さんは、怒るよりも自分の子のしたことがおかしくて

笑ってしまったそうです。

 

私たちも次の日にその話を聞き、本人に尋ねると「あのツブツブが

嫌い。」

 

きっと、必死に考えた結果だったんでしょうね。

 

「そういう時は、先生に言っていいんだよ。」と話しました。

 

もう、大きくなっているので、たらこ克服できたかな?

 

懐かしい思い出です。

久しぶりに保育園に行ってきました。

制服などをお返しするため、体調も良い今日、久しぶりに

保育園に行ってきました。

 

玄関に入ると、今まで受け持っていた子どもたちがちょうどいて、

「おはよう!みんな、元気?」と聞くと・・・

固まっていました。

 

約3カ月ぶりですから、それに1歳児ですから、凍り付いていました。が

少しすると思い出してきたのか、ニマ~っと笑ってくれました。

 

kotoko先生だよ。覚えてる?」と聞くと、何でもうなずく

yくんが、相変わらず「うん」とうなずいていてyくんらしいな・・・と。

 

その後、私は園長先生とお話をし、最後にまた、クラスをのぞかせて

いただきました。

 

みんな(あ!また、来た・・・)という顔をしていましたが、一緒に

ダンスをし「イェーイ!」とハイタッチすると、次々小さな手を

出してくれました。

 

みんな、背も伸びていましたし、お話も前より上手になっていて

びっくり!

 

かわいかったな~。

 

やっぱり、子どもは宝です。

 

また、元気になったら保育園で働けるかしら・・・?

 

久しぶりに子どもたちに会い、やっぱり、みんなのこと大好きだなって

思いました。

 

園長先生も体の調子が戻ったら、週に1日2時間とかで良いから

いつでも教えてね、と温かいお言葉。

 

本当にありがたいです。

 

でも、張り切りすぎて、午後はちょっとテンションが下がっちゃいましたが。

 

家族にも言われるんです。

 

「自分でコントロールできるようになりな。」って。

 

でも、子どもたちを見るとテンションが上がっちゃうんですもん。

 

いや~、今日は本当にうれしかったです。

ご無沙汰しています。

しばらく、ご無沙汰しておりましたが、実は、体調不良のため

退職しました。

 

いろいろ悩みましたが、体が一番だな・・・と思い、これからのことも

考えて、退職しました。

 

本来でしたら、年度末まで頑張りたいところでしたが、お医者さんから

復帰のめどが立たないというお話もあり、このような結果になりました。

 

残念ですが、今まで頑張れたので自分では満足もしています。

 

子どものころから体が弱く、両親からも教師からも「保育士は無理」

と言われていましたが、通算したら?十年も働くことができたのは

奇跡だな・・・と思います。

 

子どもたちからもたくさんの喜びを分けてもらいました。

 

これからは、少しづつ、思い出話調でブログをぽつぽつとでも

続けていけたらいいな~、と思います。

 

応援してくださる方がいて、ブログを見てくださる方がいて、

感謝しています。

 

これからもkotokoをよろしくお願いいたします。

ニワトリだと思う。

今年も暑かったですね。

 

と言っても、私は、病気療養中のため、ほぼ、家で過ごしていたのでお仕事は

お休みさせていただいていましたが・・・。

 

今日も夕方、病院の予約があるので、その時にいつ頃仕事復帰できるか、聞いてこようと思います。

 

もう、家にいるのも飽きたし、早く子どもたちに会いたいし。

 

でも、2カ月半も休んじゃったから、忘れられているかも。

 

私、家でいろいろ考えていたんですが、やっぱり、保育の仕事が好きだし、もちろん

楽しいことばかりではないのですが、やりがいのある仕事だな~と、改めて感じました。

 

1日バタバタして終わってしまうこともありますが、子どもたちと話していると

本当に楽しくて、心がほっこりするんです。

 

その、ほっこりがずーっとなかったので、もう、恋しくて・・・。

 

1歳児を受け持っていたので、もう、お話もだいぶ上手になったんだろうな、とか

歩けなかったお子さん、歩いているかな?とか。

 

仕事人間だとは思っていませんが、でも、やっぱり、好きなんです。

 

保育士を選んで良かったってそう思うんです。

 

私の先輩の娘さんが、何年か前に保育士になりました。

 

「お母さんがとても楽しく働いていたから。」というのが理由です。

 

素敵な理由だな・・・と思いました。

 

でも、その娘さんも面白い子なので、お母さん譲りの楽しい保育をしている

のではないかと思います。

 

保育士にも得手不得手があり、私は音楽は得意ですが、絵がダメなんです。

 

学生時代のテストで、なぜかニワトリに犬の足を4本描いていました。

 

先生に「こういう絵は、初めて見ました。」と答案返却の時に言われて

ものすごく恥ずかしかったし、何で犬の足を書いちゃったんだろ・・・と

自分でも不思議で仕方なかったです。

 

友だちにも「kotokoちゃん、やっぱり、何か変わってるよ。」と言われましたが

反論もできず・・・。

 

家に帰ってから、父にその答案を見せたら、大笑いしていました。

 

上半身ニワトリで足だけ犬なんですもん。

 

父に「kotoko、本当に保育士になれるのか?」なんて、言われましたが、無事に

採用してくれる所があり良かったです。

 

だけど、今でも絵は苦手です。

 

見るのは好きなんですけれど。

 

画家に向いていないことだけは確かです。

閃きってすごい才能!

今までたくさんのお子さんを見てきましたが、中にはとても生活能力の

高いお子さんがいるんです。

 

決して、頭が良いとかそういうことではないのですが、自立しているというか

遊びでも効率よく何かをする方法を思いついたりするんです。

 

遊びでグループ分けをするときに、必ずごちゃごちゃするのですが、

そういう時に「みんなでじゃんけんすると決まらないから、少しの人数で

やって、勝った人たちで最後にじゃんけんすればいいよ。」

 

大人だったら、そういう方法を知っていますが、自分で思いつくんです。

 

すごいな~!と思いました。

 

周りの子どもたちも「そうだね。」と納得。

 

みんな一目置いているんです。

 

そのお子さんに「どうしてそのやり方を思いついたの?」と聞いてみました。

 

すると「わかんないよ。でも、こうした方が早いと思ったの。」

 

その力はいろいろなところで発揮されていました。

 

学校に行ってからも、上手にみんなを引っ張っていたようです。

 

たまたま、小学校の担任の先生にお会いしたとき「○○君って小さいときから

閃いていたんですか?」と聞かれました。

 

一種の才能です。

 

でも、大人になったとき、きっと役に立つと思うんです。

 

本当の意味で仕事のできる人になるのではないかと楽しみです。

 

お子さん一人一人の良いところをたくさん見つけられる保育士でありたいな、と

思います。