kotokoの保育日記

保育園での日常の楽しい子どものつぶやきや出来事を書いています。

いじめや差別について

つい最近、ニュースでお母さんがお子さん4人を殺して無理心中を図ったという

のを知りました。

 

いつも思うのですが、何で、無理心中なのだろう・・・?

 

子どもには子どもの未来があるのに、それを奪って一緒に死のうというのは

どういう気持ちなのだろう・・・。

 

私も今まで死にたいと思うことがありました。

 

高校生の時です。

 

いじめにあいました。

 

でも、両親には話せませんでした。

 

一時的ないじめだったのと男子がかばってくれたことで、私は立ち直れましたが、

心には傷を負いました。

 

それは、何年たっても消えないんです。

 

別にいじめた人たち恨んでいるのではないのですが、いじめられたことや

その時のショックや悲しみは、消えないんです。

 

でも、そのおかげで私は人の気持ちを理解したいと思えるようになりましたし、

悪いことばかりでもないんです。

 

子どもの世界もシビアで見た目や話し方やいろいろな違いで差別やいじめを

するお子さんがいるのは確かです。

 

私はそういう時、そのお子さんにこう尋ねます。

 

「君は今言ったことを自分のお父さんやお母さんにも言えるの?」

 

すると、たいていのお子さんは「言えない。」と言います。

 

子どもだってわかっているんです。

 

いいことか悪いことか。

 

そのことに気付いているんです。

 

我が子が仲良くしている友だちの中に、耳の不自由な女の子がいます。

 

でも、我が子はこう言っていました。

 

「いろいろ大変だと思うけど、頑張っているんだからすごいよね。」

 

こういう気持ちが大切だと思います。

 

人は自分は普通だと思っていますが、はたして本当にそうなのでしょうか?

 

愛されて育った子は、それが普通だと思い、虐待を受けていた子もそれが

普通だと思っている場合が多いです。

 

無理心中のニュースを聞くたびに心が痛みます。

 

死ななくても、殺さなくても、方法はあるのに、と思います。

 

そのお母さんも苦しんだ結果なのでしょう。

 

でも、私は、子どもの命を奪う権利なんて誰にもないと思います。

 

みんながそれぞれの幸せを見つけられたら良いのに・・・と思います。