だって、プロですから。
保育士って、国家資格なんです。
だから、勉強も結構難しいし、
実習も厳しいです。
でも、それは、子どもの命を
守るために必要なことだから。
仕事に就いてからもいろいろと
研修に出たり、勉強会で学んだり
しました。
数年前、職場の何人かと上級救命講習
に行きました。
30人ほどの人が集まっていました。
いろいろ学び、人工呼吸と心臓マッサージの
時間になりました。
やり方を見せていただき、二人一組で行う
のですが、点検のために例えば「呼吸なし!」
とか言うんです。
そのとき、みなさん、恥ずかしいんでしょうね。
小さな声で言っていました。
私たちの番になりました。
すると、体育会系のノリじゃないけれど、
みんな、声が大きいんです。
っていうか、小さな声が出せない?
でも、講師の方はとても褒めてくださり、
「あなたたち、ただの人じゃないね。」
「保育士なんです。」と答えると、
「やっぱり、プロだね!」
そこで、ハッとしたんです。
自分がプロだということに。
今まで、ほとんど考えたこともなかった
けれど、保育のプロなんだって。
大事なことに気づかせていただきました。