kotokoの保育日記

保育園での日常の楽しい子どものつぶやきや出来事を書いています。

いじめについて(番外編)

今日は、ちょっと番外編です。

 

保育園のことではないのですが、我が子が

小学校時代にあった出来事です。

 

我が子の友人は、5年生のクラス替えで、

我が子と離れました。

 

幼稚園のときから4年生まで、ずっと一緒

だったので、仲良しでした。

 

ところが、その友人がクラスでいじめに

あうようになってしまったんです。

 

体のことでからかわれたり、そんな学力で

私立中学とか無理とか。

 

いじめる子たちは、勉強のできる子たち

でした。でも、先生をバカにしたりすること

もあったようです。

 

その友人は、とても悩んで、5年生なのに

「死にたい。」と家族に言うようになりました。

 

「どうして生きていなくちゃいけないんだ。」

 

5年生でこんなこと言うなんて、その子の

お母さんから相談されたとき、涙が出ました。

 

いじめられる方にも問題がある、とよく聞きます。

 

でも、本当にそうなんでしょうか?

 

学校にも相談に行ったそうです。それも何回も。

 

kotokoさん、私ってモンペなのかな?」と

お母さんまで言い出しました。

 

「違うよ。本当のことを伝えているだけだよ。」

と答えましたが、ご両親ともとても心を痛めて

いました。

 

我が子は、現状を知って、「何かあったら、自分の

所においで。」と、友人を励ましていたそうです。

 

そんなある日、いじめの現場を見た我が子が、

いじめている子に馬乗りになって、けんかに

なりました。

 

先生方は、我が子が普段、そういうことをいないと

わかってくださっていたので、どちらも悪いという

お咎めで終わりました。

 

でも、私、我が子からその話を聞いたとき、思った

んです。

 

暴力は良くないし、それで相手がけがをしたら、

我が子も悪者になるのかな?って。

 

だけど、我が子は友人を守るために必死だったんだな、と。

 

友人のご両親は、学校に期待するのはやめたと

言っていました。

 

そして、無事に希望の中学校へ行きました。

 

この前、久しぶりにそのお母さんと会いました。

 

「学校生活はどう?」と聞くと、「最初はどうやって

友だちを作ったらよいかわからなかったみたいだけど、

今は大丈夫だよ。」と言っていました。

 

そして、目標を持って頑張っていると聞きました。

 

「○○(我が子)がいたから、うちの子死なないで

済んだと思ってるよ。ありがとう。」

 

我が子が決して素晴らしいわけではありませんが、

正しいと思ったことのできる子で良かったと思い

ました。

 

いじめは悪です。

 

私も高校時代のひと時ですが、いじめにあった

ことがあり、自信を喪失しましたし、今でも

心の中のとげのように残っています。

 

たぶん、そういう経験が、哺育にいかされているのだと

思います。

 

弱い子、おとなしい子、自己主張できない子、

そういう子に目が向くのは、自分や我が子の

経験がそうさせているんじゃないかと思います。

 

ふざけといじめは違います。

 

私は、保育園の子どもたちにもそのことを

伝えたいと思います。