kotokoの保育日記

保育園での日常の楽しい子どものつぶやきや出来事を書いています。

お話を作ろう!

以前、年長組を受け持っていたとき、
子どもたちとお話を作り、私が歌を
作り、発表会で披露しました。

子どもたちは、本が大好きです。
お昼寝前に、毎日少しずつ、「エルマーの
冒険」を読み聞かせしていました。

でも、いつか、本は終わりを迎えます。

そのとき、あるお子さんが「この続きを
考えてみようよ!」と、提案してくれたのです。

他の子供たちも「面白そう!」「やってみよう!」
と、前向きに受け止めてくれました。

そこから、今度は、みんなで少しづつ、お話の
続きを考え始めました。

「こういうのはどう?」とか言いながら、みんなが
納得するまで話し合い、だんだん、バラバラだった
お話が、一つにまとまってきました。

その間、私と先輩は、見守り係です。

字の書ける子が、お話を書いてくれます。
絵の得意な子は、余白に絵を描いてくれます。

何日もかかりましたが、子どもたちは飽きることなく、
お話作りに取り組んでいました。

出来上がると、お昼寝前の読み聞かせは、子どもたちの
作ったお話になりました。

すると、今度は、「これを劇でやりたい!」
kotoko先生、お歌作って!」

オペレッタ風の劇に仕上がっていきました。

私、この時に思ったんです。
子どもたちのやる気をサポートすることも保育士の
役割だっていうことに。

子どもたちがやりたいと思ったことを実現できるように
お手伝いすることの大切さに。

つい、押し付けてしまいがちですが、子どもたちは
心の中に大きな力を持っています。

その力を見ることができた私は、幸せ者です。
だから、今も保育士を続けているのかもしれません。